デジタル人材の活用と育成

デジタル人材の活用と育成

デジタル人材必要性の加速化

DXが世の中で推進されるようになってから、企業ではデジタル人材の登用が叫ばれて久しくなってきました。
各社はデジタル領域を理解し、活用できる人材を欲し、外部からの採用、内部の人間のデジタル化、外部連携といった形をとってきています。

コロナによって、リモートワークが進んだことで、デジタルの流れはより加速してきています。

デジタル人材については、明確な定義はまだありませんが、概ね「最新のデジタル技術を活用して、企業や世の中に価値を提供できる人材」と言われることが多いです。

経済産業省が「DX推進ガイドライン」を作成し、現在、国を挙げてDXを推進する流れが加速してきていますが、その中でDXとは「企業がデータとデジタル技術を活用してビジネスモデルを変革するとともに、競争上の優位性を確保すること」と定義されています。 つまり、デジタル人材とは、デジタル技術を活かしてビジネスを変革していく人材とも言えます。

デジタル人材については、明確な定義はまだありませんが、概ね「最新のデジタル技術を活用して、企業や世の中に価値を提供できる人材」と言われることが多いです。

デジタル人材とIT人材の違い

ここで重要になってくることとして、デジタル人材とIT人材の違いです。

デジタル人材は先ほどもお伝えしたとおり、デジタルとビジネスを両輪でまわせる人を指します。

逆にIT人材とは、中小企業庁では「ITの活用や情報システムの導入を企画、推進、運用する人材のことをいう」と定義されています。そのため、情報システム部門といった領域に限定されます。

デジタル人材の活躍のフィールドは情報システム部門といった一部門だけでなく、全部門での活躍が期待されます。

このように、デジタル人材に求められる要素は非常に多岐にわたってきます。

デジタル人材については、多くの企業が求めている反面、非常に少ないことが課題となっています。
株式会社NTTデータ経営研究所、「デジタル人材定着に向けたアンケート」では、20代~40代の社会人の中で、デジタル人材と呼ばれる人材は10%程度という調査結果が出ています。

そのため、採用においてデジタル人材を獲得するのではなく、内部で育成することも並行して行っていく事が求められます。

デジタル人材の育成では、技術的な要素だけでなく、ビジネスに関する要素も伸ばしていく必要があります。

ビジネス要素を伸ばしていく際に必要となることは、多岐にわたることは先ほどもお伝えしましたが、ITに携わる人達の課題になるのが、実際にデジタルを使ってくれる現場の方々の声を反映することが難しいことが挙げられます。

0と1の世界であるデジタル世界では、ロジックが嫌が上にも身についていきます。
しかし、逆にそれが足かせになり、現場の感情や想いといったものへの共感が乏しくなりがちです。

デジタル人材育成へのヒント

そういった共感をベースにしたプロダクトの発想法に、デザインシンキングがあります。

デザインシンキングの「デザイン」とは、「顧客の視点から問題解決の新しい可能性を発見すること」です。 ​

多くの人や企業が、解決したいと願いながらも、仕方がないと受け入れている社会的な問題を、新しい可能性を発見して解決することが、デザインシンキングの本質なのです。 ​
ここでいう社会的な問題とは、みんなが共通して悩んでいること、困っていること、不便を感じていることです。 ​社会的な問題の中心には、いつも「人間」がいます。 ​
ただ、この視点を養うことはなかなか簡単ではありません。

デザインシンキング

デザインシンキングには、次の5つのステップがあります。 ​

デザインシンキング

1.共感 (Empathize)
2.問題定義 (Define)
3.創造 (Ideate)
4.プロトタイプ (Prototype)
5.テスト (Test)

プロセスの1つ目は「共感」です。 ​

これは「問題を発見するための情報集め」のステップと言え、とりわけ重要です。
問題を発見する方法は3つあります。 ​

問題を発見する方法

①観察する ​
②自分で体験する ​
③直接インタビューする ​

この3つを組み合わせて、顧客の思考や行動とその背景を理解し、顧客への共感を深め、顧客が何に困っているのかを把握します。 ​

顧客に共感するとは、顧客よりも顧客のことを深く理解し、関心を持ち、真のニーズを発見することです。 ​

そのためには、徹底的に顧客になりきって、顧客の目に何が映っているのか、何が聞こえるか、どんなことを思っているのか、何を心配しているのかを考えることが大切です。 ​
もちろん、他人が抱えている悩みや困りごとに100%共感することは不可能です。
​だからこそ、相手の気持ちに、自分の気持ちを寄せることが必要なのです。 ​

2つ目は問題定義です。
これは解決すべき問題を絞り込むプロセスです。

3つ目は創造です。これは、解決方法を探すプロセスです。
ブレインストーミングで,解決のアイデアを洗い出していきます。

4つ目はプロトタイプです。
これは、アイデアを検証するための試作品を作るステップです。
プロトタイプの目的は、製品化の前に、弱点や欠点を発見し、失敗を素早く修正することにあります。 ​

5つ目はテストです。でき上がったプロトタイプを実際にユーザーに体験してもらい、フィードバックをもらいます。
自分たちのアイデアが問題解決になるのか、受け入れてもらえるのか、それを確かめるのが目的です。 ​

デザインシンキングは頭でわかっているだけではほとんど意味のないスキルです。
日頃から自分の中での感性を磨き、幅を持たせるために、相手の立場を想像することが非常に重要です。
実際に困っている人にインタビューをするなど日頃からの意識と行動が必要です。

最近では、地域の課題などの社会課題が増えてきており、プロボノとして参加する人たちも増えてきています。こういった活動に参加することもスキルアップに役に立つことも大いにあり得るでしょう。
しかし、なかなかそういった場を用意するのが難しいこともあるかもしれません。
そういった時に、ベンダーが主催する研修やフィールドワークに参加するのも一つの手になります。

是非、今後の会社の発展を担うデジタル人材の育成を効果的に行っていきましょう。

この記事を書いた人

栗林 陽

「少しでも良い社会のために」

大学までサッカー小僧として時間を過ごす。新卒時は大手IT企業へ就職。その後シドニーへ語学留学。半年過ごしたシドニーで自分を助けてくれた恩人のおかげもあり、多くの人に寄り添える仕事に従事しようと、研修業界へ就職することを決断し、現会社へ。

DI室 チーフディレクター

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